俺様、アムトラックに乗る

(2002/12/28) 執筆

これまで数々のミッションを達成してきた俺様。
年内最後のミッション・・・・・それは「鉄道」。すなわち、

    アムトラック(Amtrak)

車社会アメリカの中にあって、まさに「過去の遺物」といえよう。
現に今年4、5月ぐらいに確か倒産しかけたはずである。
(政府の介入で何とかなったらしい)
しかし、もはや時の流れには逆らえない・・・と個人的には思う。
なくなる前に乗っとこう、と考えたのである。


さて、アムトラックの路線であるが、JRとはわけが違う。
アメリカの国土の大動脈的な路線が何本かガンガンとあるだけである。
LAから乗れるのは大きくわけて3路線ある。

1.大陸横断路線 (LAから、アリゾナ、テキサスなどを通って、フロリダまで)
2.大陸斜め路線 (LAから、北東方向に進路をとって、イリノイ州シカゴまで)
3.大陸縦断路線 (LA(サンディエゴ)から、太平洋沿いをシアトルまで)

本当は路線1で寝台でもとって一晩ガタゴトと行けるとこまで行こうと思ったが
あまりに高いのでやめた。よほどの飛行機嫌いか、道楽者しか利用すまい。
また金ができたら(且つその時まだ存続してたら)トライしよう。
それに、路線1や2はLAを夜中に出発するので景色が見えない。
それでは意味がないので、結局一番お手頃な「路線3」を選択した。


            コードネーム
      「世界の車窓から」作戦


1.早朝 Union Station へ(大都市のアムトラック・ステーションは大抵この名前である)。
2.予約しておいたチケットを窓口で受け取りホームへ。
3.特急 Pacific Starlight。席はひろい。飛行機のビジネスクラス級である。
4.食堂車や売店、ゲームコーナーもあるらしい。この辺はフェリー的である。
5.4時間ぐらい行った San Luis Obispo という所で降りる(LAとSFの中間ぐらい)。
6.ユースホステルで一泊(3度目。実はNYChicagoではずっとユースだった)。
7.帰りはアムトラック・バス&普通列車。


総じてよかった。
車ドライブも楽しいが、ぶらり列車の旅もなかなか旅情があってよい。
アムトラックの座席は広くて快適だし、意外にガラガラじゃなかった。
っていうか、むしろ席は途中でほとんど埋まっていた。
それでもやっぱ経営は苦しいんだろうなあ・・・
これがなくなるのは非常に惜しい。
何とかならんか。


END