俺様、アジアにはまる

(2002/12/19) 執筆

昨日、懲りもせずまたコリアタウンに行った。
ここらの定食屋では、なんかいっぱいでてくる。
メイン+御飯+うどんだしみたいなスープという基本に加え、
キムチ、カクテキ、きゅうりの漬物、ポテトサラダ、こんにゃく
みたいなん、などが小鉢にのってドコドコ出てくる。
メインの一品(カルビ焼肉とかユッケジャンスープとか)だけでも
充分な量があり、腹一杯食いたければチャイナタウンかここである。


今回は「とんかつ」ならぬ「どんかつ(DONKATU)」を注文した。
・・・・・さて、みなさんは「どんつき」という言葉を御存知だろうか。
もしかしたら関西だけかもしれん。「つきあたり」という意味である。
”まっすぐ行ってドンツキで右に曲がって”などという風に用いる。
では「どんケツ」という言葉はどうだろうか。「最下位」という意味である。
「どんぞこ」は全国共通であろう。「底の底」という意味である。


何が言いたいかというと、要するに、「ドン」という言葉には「最も」とか
「行くとこまで行った」みたいな意味合いがあるのだろうということだ。
・・・・・と、いうことは・・・・・この「どんかつ」なるもの・・・・・

すごいトンカツに違いねぇ!!


期待に胸をワクワクさせながら・・・・・しかし平静を装いつつ・・・・・
茶でもすすりながら・・・・・待つことしばし・・・・・。
ワラジみたいなトンカツがでてきた。おお、でけえ!
が、しかし、つまんでビックリ・・・・・なんじゃこりゃ〜!?


       ペラペラやんけ(ハムカツか?)


             なるほど・・・


薄さに関しては行くとこまで行ってる。


ミスター世界の連載コラムによると、韓国において、うどん(UDONG)や
おでん(ODENG)や、とんかつ(DONKATU)は既にポピュラーで、
それらは「日食」と呼ばれているらしい。我々が

  「中華でも食べる?」
  「いや、今日は脂っこいのはちょっと・・・」

というように、彼らコリアンたちは

  「日食でも食べる?」
  「いや、今日はペラペラはちょっと・・・」

というやりとりをしているに違いない。
まあ「日本食」と「日食」は別物と考えれば、それでもええか。


最近、アジアン・テイストに飢えている。
日本、中華、コリアンに飽き足らず、コリアン・ジャパニーズ(日食)
みたいなニセモノにも手を出し始めた。ニセモノという言葉がいやなら、
かっこよくフュージョン(ゆごう、いや融合)という言葉を使ってもよい。
とにかくテイストがアジアンなら何でもいい。
ベトナムのPHO(麺)とか、なんちゃってトムヤムクン(タイ)も最近食った。
そこらの定食屋に行けば、なんでも簡単に食える。
それでこそLA(Lots of Asian)というものであろう。


END