アンクルサム

(2002/11/15) 執筆

先日、ある博物館で「Baseball As America」という展示をみた。

      ベースボールはただのスポーツにあらず
         アメリカの精神そのものである
  ベースボールの発展は、そのままアメリカの発展である
    アメリカを知るには、まずベースボールを知るべし

どうやら、そういう趣旨らしい。
さて、この展示、昔の絵とか漫画とかの中に、しばしば
「Uncle Sam (サムおじさん)」なるオッサンが現れていた。
星条旗模様の服を身にまとい、ウルトラクイズみたいな帽子を
かぶった超ド派手なこのオッサン・・・

なんだキミは?

辞書を調べる。

 [ Uncle Sam ] 米国 (United States) の略「US」をもじったもの。
 サムおじさん。米国(政府)を擬人化した呼び名。典型的な米国民。

なるほど。ちょっとしたシャレになっているわけだ。
アンクルサムがバットを握りしめ、ベースボールに興じている絵・・・
それが上記の展示の趣旨全てを物語っているといえよう。

(それにしてもアメリカは何かといえば星条旗だ。
 街のいたる所で見かけるし、車でヒラヒラさせてる人も数知れず。
 それだけ愛国心が強いということか・・・・・。
 でも、日本で同じことをしたら「危険な人」になるのは何故だろう。)


この人たちはシャレというか言葉遊びが大好きだ。
上に揚げた「Uncle Sam = US」はその一つの分かり易い例である。
チャイニーズ・コリアン・フィリピン・ジャパニーズなどがウヨウヨいる
ここUCLA(University of California, Los Angeles)を評して


   University of California, Lots of Asian


          ハッハッハッハッ
          (コメディ番組の例の笑い声)


というアメリカン・ジョーク(?)を聞いたこともある。
また、以前見に行ったプロレス大会において、罰ゲームをかけた
試合が行われたのだが、その罰ゲームとは HLA (Hot Lesbian Action)


     勝者 「ここLAHLAだあ〜!」
     観客 「ヒャッホ〜!!(←アホ)」



ボクが今住んでいるのは、こんな国なのです。
「US」とは実は「Ultra Stupid」ではないか・・・
・・・・・・・・とも思わなくもない今日この頃です。


END