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"$HOME/.eggrc" で jserver 側に存在しない辞書ファイルや付属語ファイルが指定されていると、jserver が正常に動作しなくなる場合がありますので、十分注意してください。 |
Mule 2.2.2 から Wnn6 for Linux/BSD 使用するためには
Mule 2.2.2のソースにパッチを当て、再コンパイルする必要があります。 パッチはインストールディレクトリ下の
詳しくは、同じくインストールディレクトリ下の
ただし、なるべく下記の Mule 2.3 をご使用になることを推奨します。 |
Mule 2.3 は標準で Wnn6 for Linux/BSD に対応しています。 以下に、Mule 2.3 のコンパイルまでのオペレーションを簡単に記述します。 詳細は、Mule 2.3 に添付されている各種ドキュメントを参照してください
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ただし、Wnn4 と Wnn6 では、デフォルトのシステム辞書が以下のように異なります。
Wnn4 の付属語ファイルを Wnn6 の jserver と接続した場合、「古いバージョンの付属語ファイルが設定されています」というメッセージが表示されて、 jserver が正常に動作しなくなる場合があります。 |
Wnn6 の変換・学習機能については「概説/Wnn6 for Linux/BSD の特徴」を参照してください。 |
以降の解説では、Wnn4 のクライアントとして kinput2 と Nemacs を 使用する場合の設定内容について説明しています。
以下で説明する内容は、kinput2 version 1.0 fix6 を元にしています。これ以外の kinput2 では、一部設定が異なる可能性があります。 |
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上記の方法では、Wnn4 の環境を書き換えてしまうため、Wnn4 の環境との共存ができません。 |
"/usr/openwin/lib/app-defaults/Kinput2" に以下の記述を追加します。 Kinput2*wnnEnvrc: /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/wnnenvrc |
上記の方法では、kinput2 のデフォルトの環境を変更するため、Wnn4 の jserver を利用する場合に、ユーザレベルでの設定変更が必要になります。 |
環境変数 WNNENVRC に Wnn6 for Linux/BSD の wnnenvrc を指定して、kinput2 を起動します。 % setenv WNNENVRC /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/wnnenvrc |
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詳しくは、Nemacs のマニュアルでご確認ください。 |
以下の記述通りに eggrc-v4 ファイルを修正します。
(set-default-sys-dic-directory "/usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/") (set-default-usr-dic-directory "/usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/usr/$USER/") (setsysdic "kihon.dic" "kihon.h" 5 t) (setsysdic "symbol.dic" "symbol.h" 3 t) (setsysdic "tankan.dic" "tankan.h" 3 t) (setsysdic "tankan2.dic" "tankan2.h" 3 t) (setusrdic "ud" 5 t) |
上記の方法では、Nemacs の環境を書き換えてしまうため、以後 Wnn4 の jserver と接続できなくなります。 |