JJJの試練

(2003/02/18) 執筆

この前のこと。夜中、JJJを例の如く立ちこぎでこいでいると
ある青年に呼び止められた。夜道で何か探しているのだろうか・・・
JJJを指差しながら「オイ、明かりはないか?」とのこと・・・
「サドルもない自転車に電灯があると思うのか?」
そう、俺のチャリJJJにはサドルがない。盗られてだいぶ経つ。
盗られてからというもの、街で乗ろうものなら、もう注目の的である。

   「オイ、サドルはどうした?」
   「盗られた」
   「そりゃひでえなぁ」
   「良くはない」

という具合だ。俺英語でも会話が成立する。話しかけられることはなくても、
立ちこぎでサドルのないJJJに乗っている姿に大爆笑するやつもいる。
そう、JJJの通る路には笑いが絶えない。
別名、サンタモニカの”癒し系”自転車。
そんな街の人気者JJJなのだが、最近ふと思った・・・・・


いくらここが犯罪大国アメリカとはいえ
サドルもない自転車を盗る”物好き”はいるのだろうか?



気になる。すごく気になる。気になって仕方がない。
その感情が抑えられなくなった時、俺は、とうとうやってしまった。
いつもチェーンロックをして停めていたトリプルジェーを、



今日は・・・



ロックなしで繁華街に放置してきた!!!!



きゃ〜!
極悪非道!!

鬼!! 悪魔!!



どちみち、そろそろ処分せなあかん時期なのだ。
許してくれよ。


JJJ 〜盗れるものなら盗ってみやがれ作戦〜

2月18日(火) 午前 : 繁華街のド真ん中にロックなしで放置。
   同     夜中 : 案の定、跡形もなくなってた・・・


やっぱ、サクッと盗られたな・・・
でも、実はサドルがないだけじゃないのだ。
ギア変えるとチェーンはずれるし(12段階変速が泣くぞ)。
ペダルもガタガタ・・・。
あと、俺様の好意で、スタンド(停める時におろすあの棒)
も御丁寧に外しておいてあげたのだ♪


ババぬきでジョーカーを
喰らわせてやった気分だ!!



END