楽天家の詩

(2003/01/31) 執筆

「シンプソンズ」というアニメがあります。CCレモンのやつです。
このアニメ、アメリカの家庭で大人気・・・・らしい??
・・・・・・・ほ、ホントですか?
ねえ? マジですか? 大丈夫ですか? アメリカ?
俺に言わせりゃ、あんなん、ただの「化け物」やぞ(子供泣くわ)。
こんな化け物アニメが何故放送されているのか理解に苦しみますが、
そんなのに比べると、日本の誇るべき天才・手塚治虫などはまさに


          ゴッド(神様)


に思えます。映画・音楽に関しては米ハリウッドには勝てんかもしれんが、
日本の「アニメ・マンガ文化」が世界でダントツなのは御存知の通り。
アジアで大流行しているだけでなく、「Spirited Away (千と千尋の神隠し)」が
こちらで高い評判を得たり、米国版「少年JUMP」が発売されたりと、
日本のエンターテイメント文化は今やどんどんアメリカに攻め入っているのです。
このうえは、「ルパン三世」でも放送してみればどうか?
ここアメリカならまず間違いなく当たるのに・・・と思うのは俺だけか?


「ゲーム」に関してもそうだ。SONY、NINTENDO はこちらでもスタンダードだし、
ゲーセンに行けば NAMCO、KONAMI、SEGA のゲーム機で埋め尽くされている。
道路では当たり前のように HONDA、TOYOTA、NISSAN が走り回り、
店には SONY、PANASONIC、KODAK などが溢れかえっている。
また、特にLAなどの「巨大な田舎」に住んでいると、日本の近代的な街並みや、
新幹線・電車・地下鉄システムにはやはり驚きを感じざるを得ない。
国土の特色(広さとか)を考慮してみてもです。


日本はがんばってるんじゃないのか?


そして、忘れてならないのがケータイ(cell phone)。
アメリカのケータイはアジアに比べると全くもって時代遅れに見える。
着メロとか、写メールとか・・・・・はっきり言ってレベルが違います。
まだ渡米する前の話だが、女子高生2人がケータイを後ろ手に持って
「画面を見ずにどちらが早くメールを打ち終えるか対決」を見たこともある。
日本のケータイは通信方式などで世界標準とは言えんかもしれんが、
少なくとも「文化・カルチャー」という観点でみると、世界トップという気がする。

ケータイこそ J-Tech が産み出した J-Culture

世界を牽引することができる文化とは言えまいか?
アメリカの業界はこれらに関して立ち遅れていることを認めており、
今、必死に追いつこうとしているのです。


日本は不況、というか飽和状態にあるというのは確かかもしれません。
しかし、アメリカから見ておりますと、「日本はすごいんじゃないのか?」
と感じることも多いです。私は産業・経済界の人間ではありませんので
実際の厳しさについてはピンときません。

私はとんでもない楽天家なのかもしれません。

楽天家と言えば、このコラムなどはそのさいたるものかも・・・。
「面白き こともなき世を 面白く」(by 高杉晋作)。
俺、何気ない日常の中に「小さな楽しみ」見つけんの得意やし(増幅しすぎ)。
心の持ちようであらゆることが変わると認識すべきでありましょう。


END