"Can I 〜"の用法
(2002/10/28) 執筆
今現在を考えてみるに、英語がうまくなったとはとても思えない。
それでも日常生活は全く支障なく送れているし、
「レンタカーで旅行」程度のことなら全く問題なくできる。
この辺は「英語力」というより、「度胸」の問題という気もする。
間違いなく「度胸」はついたと思う。
最初は英語を聞き取ろうと必死だったが、近頃はそんな努力すらせず
「あ〜?」と日本語で聞き返す始末。
「Excuse me ?」と聞き返していた、あの純粋な頃がなつかしい・・・。
(度胸というより、持ち前の「ふてぶてしさ」か?)
日常生活の流れの中でじょじょに上手くなればよいのだ。
力んでもしゃーない。大事なのは「日々を生きること」だと思う。
極論ではあるが、相手が言っていることがわからなくても。
こちらの要求さえ伝えることができれば生きていける。
そんな俺が最も使う用法、それは”Can I 〜”である。
Can I have water ? 水を下さい
Can I use this ? これを使っていいですか?
Where can I buy ticket ? チケットはどこで買えばいいですか?
How can I get to UCLA ? UCLAへはどう行けばいいですか?
というように、丁寧かつ確実にこちらの要求を伝えることができる
魔法の表現、それが”Can I 〜”なのである。
さて、この前、性懲りもなく「BOBA Tea」を買いにいった時の話。
俺は「Hot・お茶ラテ・non-fat milk・no whip cream・with
BOBA」を注文した。
その時の、レジの女の子と、品物を作る担当の男とのやりとり。
とても楽しみながらバイトをやっているというのがよくわかる・・・
女の子 「これこれ(俺のオーダー)お願いします」
男店員 「OK」
(さっそくとりかかる男)
男店員 「ええっとアイスだよな?」
女の子 「いや、ホットです」
男店員 「soy milk ?」
女の子 「non-fat です」
男店員 「BOBA 無しだよな?」
女の子 「・・・ありです!」
(冗談を言いつつも、男の手が休むことが
なかったのは非常に好感がもてる)
男店員 「アイス?」
女の子 「ホット!」
男店員 「regular mil・・・」
女の子 「non-fat !!」
そして、「お前は間寛平か!?」と俺が軽くツッコミをいれようかと思った
その瞬間、それをはるかに凌駕する女の子のきつい一発が炸裂した・・・
男店員 「アイスだっけ?」
女の子 「Can I kill you ?」
(殺していいですか? or 殺しましょうか?)
・・・す、すごいツッコミだ・・・。
いたずらに「Kill you ! (コロスで)」と言うのではなく、
丁寧かつ確実にこちらの要求を伝えることができる表現(再出)
”Can I 〜”を使っているところに只ならぬセンスを感じる。
一瞬で気に入ったぞ、この表現。"Can I
〜"の新たな可能性の発見だ。
あまり必死になって「英語、英語」と考えても仕方がない。
上述の「日常生活の流れの中で〜」というのは、まさにこのようなことなのであります。
END