Nisei Week

(2002/08/12) 執筆

今リトル東京では「日系二世ウィーク」という祭が開催されている。
週末は「LA TOFU FESTIVAL」というトーフだらけの祭も同時開催されてた。
様々な豆腐料理の屋台、ステージでは早食い競争・・・などなど。
「SUSHI」の次にアメリカに浸透してるのは「TOFU」です(あんま役に立たん知識か)。

お好み焼きくいてえ・・・と思っていたら、お好みソースの会社が
「豆腐お好み焼き」を売ってたので食う。うまい。
最近キムチ食ってへんなあ・・・と思っていたら、韓国人のグループが
「キムチのせ豆腐」を売ってたので食う。からい。
速攻でカキ氷(英語では shaved ice といいます)のもとへ走る。


「二世ウィーク祭」の方でもいろいろな企画が催されている。
ミス二世とか街頭パレード(昨年はKONISHIKIが来ていたらしい)とか。
キャンセルになった「忍者ショー」の代わりが「コスプレ・からおけ大会」ちゅう
のは如何なものかと思ったが、まあ日本の文化と言えば文化か・・・


そんな中、俺の目を引いたのは和太鼓の演技である。
まともに見たのは初めてだが、実はすばらしいエンターテイメントだと思った。
特にそのアクションは注目に値する。アメリカ人にもうけるはずだ。
大きな拍手が起きる度に日本人であることを誇らしく思った。
うん・・・しかし、和太鼓はよかった(特にヤンキーっぽい娘たちのやつ)


さて、少し話はそれるが、外人は踊りがうまいと思う。特にラテン系。
音楽が鳴り出すと所構わず踊りだすというイメージがある。
3rd St. プロムナードなどでパフォーマーが演奏を始めた時でも、
ただの観光客と思しき人が上着を脱いで中央に歩みだしたかと思うと
まったくアドリブでひとしきり踊った後、颯爽と去っていく・・・
たまに小さい子供などが踊りだすと取り巻きは大歓声である。
子供と言えどそれが板についているのだからかなわない・・・
こういう民族は幼い時からソウル・ミュージックに囲まれて育ってきたのだろう。
北海道の人がスキーを滑れるが如く、「踊れて当然」みたいな感じなのだろう。


         日本人はそういうの苦手やなあ・・・


と、ある種劣等感を感じていたが、この祭でそうでもないぞと思いだした。
日本にもソウル・ダンスというかフォーク・ダンスがあるやんけ・・・


               盆踊り


どれだけ踊りが苦手な人でも「パパンがパン」ぐらいは出来るだろう。
パタリロのあれだ。「変なお〜じさん」でもいい。出来るだろう。
踊りのレベルはラテンのとは比べるべくもないが、それはどうでもよい。
音楽が流れると自然と体が動く・・・そういうものがあることが大事なのだと思う。


日本から離れている方が「日本の文化」に気付かされる。ま、そんなもんか。


END