Road to SIMIZU

(2002/05/06) 執筆

実は俺は既に「インラインスケート」を手に入れている。

話は先週にさかのぼる ・・・
中古車をどうするか悩んでいた俺は、ローンをあっさり断られたおかげで
逆に気が楽になった(10000ドルの重圧から解放された)のである。
次の日にはケロリとスケート(税込・183ドル)を手にいれている。
京都の時から買おうとは思っていたが、こんなに早くなるとは思ってなかった。まあいい。


京都で寺田さんにもらったやつには「ジェームズ1世」と名づけていたので、
こちらで買うやつには「2世」を名乗らせようと思っていたが、
気が変わって「SI・MI・ZU」と名づけることに決めた。

購入した日(水曜日)の夕方、家の前でさっそく「SIMIZU」で滑ってみる ・・・

それで、・・・ ええっと・・・、その、何というか ・・・・


ア、アイム ソーリー、マリア ・・・
庭の白い柵を蹴破ったのは、この俺だ
プリーズ フォーギブ ミー ・・・


本人は気付いてない(帰宅前にボンドで子供騙しのような補修をしておいた)。
この場で心から謝っておく。


さて、(「さて」じゃねぇ!とかツッコミを入れないように)
世の若奥様方の間には聞くところによると「公園デビュー」なるものがあるそうだが、
この週末、俺も「ビーチデビュー」を果たした。
砂浜の中を延々と走るサイクリング・スケート専用道のことである。


みんなシャカシャカ滑ってるのに、俺だけドタバタしながら滑っている。
京都での練習のおかげで無様ながら滑れるが、止まり方がまだよくわからん
自然に止まるのを待つ、あるいは、何かポールみたいなんに向けて
フラフラ滑っていって最後にぐいとつかむ。
一度だけ「砂浜に突っ込んでみる」という技を試したが、結果は「お勧めできない」である。


見てるとベビーカーを押しながら滑っとる奴が(わりと)いる。
赤ちゃんが「キャハハハ」とか言いながら俺の横を追い抜いていく。
「コロス!」とか思いながら、追いかけるが追いつくはずがない。
追いついたところで、殺されるのはこっちの方である。
ヨットの帆だけ持って(足を動かさずに)滑ってる奴もいた。天才である。


Road to SIMIZU、現在の状態・・・
「ブレーキの利かない車で高速道路を時速40キロで走行中」


END