俺の身分


何かの参考になるかもしれないので、俺の立場を記しておく。

まず「日本学術振興会 特別研究員 (DC2)」にD3から採用される。
任期は2年。1年後に Ph.D.取得。資格変更して、残り1年はPDとなる。
この1年間を使って今まさに海外生活をしているのである。
給料は日本からもらっている。ということで最も重要なことは


  俺はUCLAに雇われているわけではない


俺は今でも京大所属の学振ポスドクであり、長期出張しているに過ぎない。


  いやになればいつでも帰国できる(と思う)


言ってみれば、俺は「お客様」である。「義理」はあっても「義務」はない。


     自分の好きなように活動できる


・・・・それが、大事なのです。


もう少し込み入ったこと・・・

俺はとりあえず1年しかない。
延長したい時(せえへんけど)にまた面倒な手続き(ビザとか)が必要だし、
それ以前にスポンサーをまた探さなければならない。
スポンサーが見つからずに帰国してしまうと「2-year rule」にかかってしまう。
じっくりと2、3年研究をしたいのなら、雇われ研究員になるか、海外学振か、
アメリカの学振みたいなんで万全を期して渡米した方がよいのかもしれない。
いろいろとリスクはあるが「背水の陣」なだけ研究者としては大成する気はする。
もっとも、それに採用されるかは別問題であり、「行ける時に行っとけ」という考え方もある。
まあ、何を目的に渡航するかによるが、俺の場合は今の立場が最高である。
俺のひとつ下の後輩二人が何を考え、どういう選択肢を取るか楽しみではある。


おまけ情報

IAP-66 = 滞在許可証みたいなものか?
      UCLAに発行してもらう。ビザ取得に必要。最大3年半まで延長可。
      俺はこれを持ってるので1年間合法的に滞在できるのである。
ビザ = 入国するために必要。
      種類はJ-1 Visa。交流訪問者用。研究者はこれを取る。
2-year rule = 俺は適用される
その他 = この立場(ビザ)では米国内でアルバイトをしてはならない。
        どっか会社に雇われるとかは問題外。

END