ジャイアン

(2003/01/10) 執筆

実はこの「俺様」にも尊敬する人物・かなわない人物はたくさんいる。
その中でも、ひときわ強い光を放つ人物・・・それは、

剛田剛(ごうだたけし)という男である。

そういや昔、関西に新野新(しんのしん)っていう気色いタレントがいたな・・・
今もいるのか?・・・いや、そんなことはどうでもいい。この剛田剛である。
ひょっとすると「ジャイアン」といった方が通りがよいかもしれない。
ああ・・・かつてこれほどまで一本「芯」の通った人物はいただろうか?



おまえのものは 俺のもの

 俺のものも 俺のもの



・・・・・勝てねえ。
かなわねえ、俺ごときの「器」では、とても。


さて、何故いきなり彼の名前を出したか・・・・・?
それは、最近ことあるごとに彼の顔がちらつくからだ。
いや、顔じゃないな。顔というよりむしろ・・・「歌」だな。
御存知の通り、彼はある秀逸なテーマソングを持っている。
名前を「俺はジャイアン様だ!」というらしいそのテーマソング、
それが最近やたらと頭をかけめぐるのである。


俺は世界史は全く疎いが、あるページで珍しくお勉強したところによると・・・・・

・・・かつて、大陸で自然と共に生活を営んでいた先住民・インディアンたちは
やがて訪れた白人たち、平等を謳う白人たちの「力」によって公然と抑圧され、
西へと追い立てられていった。白人たちはそれをフロンティアの発展と呼び、
あるいは「神から与えられた明白な運命」とまで言い切ったのである・・・・・


    俺はジャイアーン ガキ大将ー


「西部劇」というのを見たことはないが、イメージとしてはなんとなく持っていた。
馬に乗ったカウボーイが闘うカッコイイもであると・・・・・。
しかし、それは白人の身勝手な虚構だったらしい。
それにしても、「迫害=明白な運命」とはひどい。
「研究=知の探求」ぐらいウソ臭いな。
ま、ものは言い様ってことか・・・・・


ウェブ新聞の国際欄には連日イラク関係のことが並んでいる。
やれ査察やら、結果に満足いかねーやら、新たに派兵したやら・・・
俺には難しい政治のことはわからん。
わからんが、ただ一つわかってること・・・それは、


  俺はジャイアーン ガキ大将ー


毎日、記事を読むたびにこれが頭にかかり始めます。
ああ、やっぱやっちゃうんだろうなあ・・・
もうすぐなんだろうなあ・・・「X-DAY」
もうドキドキっすよ。
ところで、「フロンティア」にしろ「X-DAY」にしろ、
英語ってなんでこんなに「聞こえ」が良くなるんだろう?


END