AGU Fall Meeting

(2002/12/09) 執筆

ホテルで暇なので、文章でも書くことにする。

12/6-10 : AGU Fall Meeting in San Francisco (SF)
         [ AGU = American Geophysical Union ]

LAで車を借りて、SFで返すという技を使う。帰りはその逆。
これは、車をずっとキープしとくと金がかかるから、だけではない。
サンフランシスコがドライバー泣かせな街だからである。
駐車場激高・坂道多し・一方通行地獄・路面電車あり。
はっきり言って、いいとこなしなのである。
ちなみに、LA-SF間は約360マイル。フリーウェイで6時間。


サンフランシスコ(和名:桑港)は、いい観光地だと思う(よって俗っぽい)。
繁華街はとても綺麗な街並みをしてるし、夜でも超安全(に思える)。
AGUはその繁華街の端のモスコーン・センターという場所で開催される。
歩いていると、そこらかしこにポスターの筒を抱えた人々を見かける。

前々から思っていたのだが、あの筒ってバズーカーみたいだ。
朝の8時ともなると、バズーカーを持った猛者どもが街中から
モスコーン・センターに向けてゾロゾロと行進、集結し始める。
しかも、センターの入口にはおっかない顔をした警備員・・・。
そして夕方になると、いささか疲れた表情の猛者どもが出てきて
バズーカーを携えたまま再び街に消えていくのだ・・・。
何も知らない大多数の人々にとっては奇異としか言いようがあるまい。


秋AGUは相変わらずでかい。でかけりゃイイってもんじゃねぇ。
それにしても、あの人数・・・学生以外は300ドル近い参加費を払ってるんやなぁ。
そして、あの無数のブース・・・どうせ高い「出店料」とってるんやろ。
ビール、コーヒー、コーラ、何でも飲み放題!・・・って喜んでる場合とちゃうぞ。
そんなもんでだまされたらあかん!!
「論文至上主義」と「JGR崇拝信仰」を逆手に取った、あのバカ高い料金設定。
しかも、言うに事欠いて、「我々は簡潔明瞭コンサイスな論文を目指しています。
よって10ページ以上には特別料金を頂きます。」やと〜!? WHAAAAAAT???


   こんなヤクザな学会見たことねえ。。
   (これからは「不動産経営」より「学会経営」だ)


そんなAGUの秋学会だが、参加するのは3年ぶりである。

3年前・・・

そう・・・それが俺様初アメリカ(っていうか初海外)であった。
緊張と驚きの連続・・・でも、だからこそ感動があったものだ。
そして、伝説の男による伝説の珍事件の数々。
ああ、あの時は本当に楽しかった(面子のおかげ)・・・。


時は流れて、今また同じ場所にいる・・・。
が、状況が全く違う。もはや感動はない。
シーフードはうまかった。アルカトラズ島にも初めて行った。
和食(カキ鍋・アン肝・ししゃも・鉄火巻 etc.)もうまかった。
久しぶりに知り合いとも話せた。でもそれだけだ。
「慣れ」「余裕」というのは時としてつまらなくもあります。


END