落ち葉の季節

(2002/11/26) 執筆

日本では紅葉も終わり、すでに落ち葉の季節であろうか。
落ち葉を集めて焚き火、焼きイモなんか焼いたりして・・・ああ、いいなあ。


LAはちょっと前は少し肌寒かったのだが、ここにきてまた暖かさが復活した。
先週などは30度を越す真夏日のような日も・・・。暖かい、というより暑かった。
エルニーニョのせいか? 今日も昼間は半袖一枚で外を歩けるぐらいだった。
そんなLAではあるが、「落ち葉の季節」は確実にやってくるようである。
大学の構内なども、地面に落ち葉が目立つようになってきたのだ。


さて、昨日の夜のこと。
たまに強い風がふいてビュービューと音がしていたのだが、
それに交じって別の音もしていた。ドスン、ドスンみたいな。
何かが屋根にぶつかっているような気配すら感じる。
「こんな音の風はないでー」と思うも、特に深くは考えない。
それよりテレビに集中だ。久しぶりに「HEY HEY HEY」を見る。
ちょっとした浦島太郎気分を味わったりした後、眠りにつく。


しかし、今朝になって外に出た瞬間、

俺は全てを理解した。


そこらじゅうに散乱しているもの・・・・それは、パームツリーの部品。
そう。あのヤシの木の「葉」というか「枝」というか、アレは根元から
ポロリとはずれるのである。長さは1.5メーターぐらい、でかい物は
俺の身長ぐらいかもしれない。重さは1kgぐらいあるかもしれない。
それが道路中に散乱している。昨晩の音の主はこれだったのだ。
なんや、そうやったんや。謎がとけてスッキリした・・・・・


         つーか、あぶねーよ


ドスン、ドスンやぞ。屋根にあたって家がかすかに震動するんやぞ。
これはもはや「落ち葉」などという言葉をはるかに越えている。



             いうなれば




           「空襲」



ああ、葉っぱを集めて焚き火どころの騒ぎではありません。
これではまるでキャンプファイヤーです。
焼きイモなどをツンツンしている場合ではありません。
ブタの2、3匹ぐらいなら余裕でいけそうです。


「落ち葉」一つとってもアメリカサイズということがわかりました。


END