ハロウィーン

(2002/11/01) 執筆

昨日はハロウィーン(Halloween)だったらしい。
一ヶ月ぐらい前からかぼちゃがちょっとずつ増え始めて
少し気にはなっていたのだが、とうとう昨日ピークを迎えたようだ。
もう、何かというと「奴」(かぼちゃのお化けみたいなん)だ。
例えば、小学校の交通整理のおっさんの帽子ですら「奴」・・・
整理の旗よりそっちに目がいってしまって、むしろ危険だ。


かぼちゃはシーズンになると「2 for $6」とかでスーパーで売られていた。
あのデカさにして信じがたき安さだ。お求めやすいのはいいのだが、
その場合心配なのは、その後のことだ。あの目とか口とかをザクザク
くり貫かれた膨大な数のお化けかぼちゃの残骸はどうなるんだろう・・・?
「食う」のか?? まさかな・・・
「かがみもち」じゃあるまいし。

っていうか、死んでも食いたくないものの一つだ。
一夜明けた今日、河川とかに大量の「奴」がプカプカ浮いてたらどうしよう?
とか真剣に心配してみたりしたが、よく考えたらこの辺に川はない。


「奴ら」の行方が本当に気になります・・・。


さて、昨晩、市内某所で全米でも有数のハロウィン祭が開催される
と聞きつけた俺は、夜だったが得意のバスを駆使して見に行ってきたのだ。
サンタモニカ大通りというストリートが長距離にわたって封鎖され、
歩行者天国となっていたそこは多くの群集でごったがえしていた。
案の定、結構な数の人(ひょっとしたら3分の1ぐらい)が仮装をしており、
それは例えば悪魔とかガイコツとか、なぜかセーラームーンとかもいたのだが、
その中でも一際目立っていたもの、それは、


       ムキムキの大男たちの女装


ああ、デジカメを持ってないのが今さらながらに悔やまれる。


あのえげつなさ豪華さを是非伝えたかった。


一組や二組ならまだしも、そこらじゅうに熱い奴らがあふれているのだ。
そう・・・今俺がいる場所は、ウエスト・ハリウッド(WEST HOLLYWOOD)


             ゲイのメッカ


右を向いたらゲイ。左を向いてもゲイ。前にも後ろにもゲイ。
この辺のコンビニには女子用トイレしかないとまで噂される場所(注*そんな噂はない)。
まさに、ライオンの檻に投げ込まれたうさぎ状態。
まあ、昨日は祭だったのでたくさんの見物人がいたおかげで何ともなかったが
平常の日にフラフラしてたら大変なことになっていたかもしれない(注*そんなこともない)。


とにかく、そんな彼女たちが最も輝くこの West Hollywood Halloween Carnival。
年一回のこの仮装に命をかけている奴もいるはずだ(小林幸子か?)。
もし、クリス・ラッセル(ボス)が女装で熱く踊ってたらどうしとったやろう・・・?
「あ、安心しろ。俺は口が堅いことで有名だ。じゃ、じゃ〜な。」とでも言ってたかな?
などとつまらぬことを考えながら家路に着く。


END