IRON CHEF

(2002/09/03) 執筆

アメリカはテレビのチャンネルが多い。
テレビ王=中田さんなら泣いて喜ぶに違いない。
地上波だけでも NBC, ABC, CBS の3大放送局を筆頭に
10かそこら(正確には知らん)あって、それだけでも日本より多いが
ほとんどの家庭ではそれにケーブルテレビが更に加わるのである。

このケーブルテレビが膨大なのである。ピンからキリまで。
とりあえず映画とかドラマがよく流れているが、一つの局じゃなくたくさんの局が
そうするもんで、しかも24時間なので、同じタイトルの映画を何度も見かける。
「ダイハード(Die Hard)」はもう既に5回ぐらいテレビ欄で見た気がする。
それから、欠かせないのが専門チャンネル。有名なところでは、

  CNN : ニュース専門チャンネル
  MTV : 音楽専門チャンネル
  ESPN : スポーツ専門チャンネル

などがある。これらは名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。
その他にも、コメディ専門のCOMや、ディズニーチャンネルのDISN、
ファミリー向け番組専門のFAMなどがあるが、
俺の最近のお気に入りは、食い物専門チャンネル・・・すなわち

            FOOD

である。「食うこと」や「料理」に関する番組がえんえんと続く。
「くいしん坊万歳」のようにうまいものを食いに行く番組もあるし、
「3分クッキング」のような料理番組も多い。
が、なにせ24時間放送、3分にする必要は全くない。
1時間ひたすら涙ぐましくやってたりする。
ある時は、メアリーおばさんがクネクネとジャムを作り続け、
またある時は、ジャックが軽快なトークで間をつなぎながらステーキを焼き続け、
またある時は、中国人のツァイさんがわさびを使った料理に挑戦し続ける。


そういうわけで、英語がわからなくても分かる番組として、
プロレスの次に重宝しているこのFOODチャンネルなのだが
この前、分かりすぎる番組を発見してしまった・・・・


         IRON CHEF


これは「料理の鉄人」のパクリではない・・・そのものである。
つまり、英語で吹き替えがしてあるのだ。例えば、

「福井さん?」
「はい、どうぞ・・」 → 「イエス、ゴーアヘッド!」

などと外人が吹き替えているのである。
審査も、フォトグラファー:テンメイ・カノウやアクトレス:ヒロミ・ナガサクが
「グレート」とか「デリシャス」とか言っている。
ただ、主宰の鹿賀たけし(漢字わからん)の声だけはそのまま聞こえる。
吹き替えではなく、そこだけ英語字幕が画面に映る。
何故だろう? あの声をアメリカ人にも聞かせるためか?
現在こちらで放送されているのが、日本でいつぐらいに流れたものか
は定かではないが、和の鉄人は道場六三郎ではなくなっている。

とりあえず、これからも目が離せない番組の一つである。


END