名前の由来

(2002/08/19) 執筆

俺はこれまで一つの大きな誤解をしていた。


「フリーマーケット」と聞いて頭に浮かぶのは何か・・・・?
俺の場合、それは自由とタダ同然の安さ(Free)であった。つまり、俺的には
フリーマーケットとは「織田信長の楽市楽座」であり、
フリーマーケットとは「もってけ、どろぼ〜」だったのである。
イメージとしては決してハズレではないと思う。正しいイメージだと思う。
が、違うのである。俺は根本的に間違っているのである・・・・。


フリーマーケットの「フリー」は「Free」ではない


たまたま目撃してしまったのだ、「Flea Market」という横断幕を。
「Flea」を辞書で引くと・・・「のみ(蚤)」・・・はっ!・・・の、のみの市!
その昔、「何ちゅう名前やねん!?」とよく思ったものだが、
「のみの市」は「Flea Market」を忠実に訳しただけだったのである。
では、その「Flea Market」という言葉がどこから来たかというと
「のみがいるような古いものを売っていた」ことに由来するらしい。
(ひょっとして常識か? 俺は知らんかった。)


誰や!? 最初にフリーマーケット(らしきもの)を開催した奴!
のみがわきそうな物なんて売るんじゃねえ!!
おかげでこちらは大誤解しとったやんけ・・・・。
ま、名前なんてものは、得てしてそういうものなのかもしれない。


       サンドイッチ伯爵


ああ、懐かしい・・・(ジャポニカ学習帖やったけ?)。
俺と同じ世代の人間なら皆知っているであろう。
トランプ好きの伯爵がトランプをしながら食えるものとして考案・・・
そのエピソード(俗説?)は我々小学生にとっては衝撃的であり、
「すげえぜ伯爵!」
「ブラボー伯爵!!」
などと、驚きと興奮でもって受け入れられていったのである。


しかし、今考えるとただの道楽・ものぐさオヤジだ。
そんなオヤジの名前が後世まで広く一般的に残っているのである。
(最も驚いているのは他ならぬ伯爵自身だろう。)
たぶん、「ナガオ」という名前はどんな形であれ後世に残るに違いない。


どんな下らぬことでも、それが「初めて」なのが大事なのである。
些細なことでも「考え出す」のは非常にエネルギーを必要とする。
人のマネしかできない奴らにはその辺を分かって頂きたい。


END