小切手様、伊丹に帰省す

(2002/07/03) 執筆

こちらに来て初体験したものの一つに「小切手」というものがある。
銀行振込みの方が便利だと思うけど、何故か一般的ではない。
家賃なども小切手で支払わなければならない。
だから Checking Account だけは絶対に開かなければなりません。

逆にお金をもらうときも小切手が多いようだ。
この前、AGUの出張旅費について経理に書類を提出したのである。
係の人の話によると、しばらくしたらボスの秘書を通して
手渡しで小切手をくれるそうな・・・・
で、楽しみにして待ってたら、親から一通のメールが届く


   「UCLAから小切手が届いたけど、何これ?」


はあ〜? な、なんで実家に行っとんねん・・・??
100%違うとは思ったが、いちおう係の人に柔らかく切り出してみる

俺 「実家に送るという・・・そういう決まりなんですか?」
係 「ごめんなさい・・・間違えたみたい・・・」。


       そりゃそうだろうな


同じ建物にいる奴に小切手一枚渡すのに、伊丹を経由する必要がどこにある?
まあ、経理と研究室の事務室は別なので、どこかで行き違いになったのだろう。
何だかすごく謝ってくれてるので、「問題ないよ・・・」と言っておく。
実際、さほど急ぐものではないので、俺の方は特に問題ないのだ。


問題があるとしたら、君たちの頭の中だ。


たまに適当なことを言うことで有名な某先輩は以前こう言った・・・

       「アメリカ人ってバカだよね?」

・・・全くの嘘とも言い切れないと思うようになってきた。


というわけで、「俺様」より先に「小切手様」が帰省してしまった。
日本の香りを吸収して帰ってくる「小切手様」を楽しみに待つこととする。


END