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研究紹介
「どんな研究をしているのですか?」
と、大学院生の頃から、あちこちで尋ねられます (床屋で、飛行機の中で、結婚式の2次会で、オーストラリアの食堂で、、、)。相手にとっては 「今日も良い天気ですね。」と同じくらいの何気ない質問ですが、未だに、うまく答えられません。

「地球物理です。」と答えると、正しくはあるのですが、広すぎるため正確に伝えられていないような 気がします。実際、私は地球物理学全体に興味があるわけではないので、そのあとに「東海地震って本当に 起こるんですか?」と聞かれても困ってしまいます。

「電離圏、熱圏あたりです。」と答えると、正確で、こちらはすっきりするのですが、多くの人は「?」というさらに説明を求める顔をします。

「中性大気と電離大気が共存しているために起こる現象と両者のエネルギーの受け渡しに興味があって、 今は中低緯度を中心にしていますが、高緯度域や他の惑星にも興味があります。」と言うと、 更に正確で、こちらは気分が良いのですが、多くの人は途中から聞いてくれません。

「空の、雲よりももっと高いところを研究しています。」と答えると、具体的なのでそのまま納得してくれる 人もいます。中には「では、オゾン層とか?」と聞いてくる人もいるので、「それよりも、もっと上です。」 と答えると、「じゃ、そこには(いったいぜんたい)何があるの?」と更に聞いてきます。

「何もないです。」と、面倒なときは答えます。すこし気まずい空気も漂いますが。

「宇宙ステーションがあって、スペースシャトルが飛んでいて、オーロラが光ってます。」と、答えるときもあります。その後は、オーロラの話をするも良し、火星探査の話をするも良しです。でも、 「オーロラや宇宙開発だけが、その『何もない』所にあるものではないのだけど、」 という割り切れなさが残ってしまいます。

その「何もない」所になにがあるのか、私がその内のどの部分を調べているのかを少し紹介します。

    1. 熱圏/電離圏/磁気圏/太陽風とは?
    2. 私の研究紹介

雲よりも高く

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