Prof. Araki's Profile
Last Updated : June 6, 2000



京都生まれ,京都育ち。
府立山城高校 → 京大理学部(地球物理学科) → 京大大学院理学研究科(地球物理学専攻)

福井大学工学部、京大工学部電離層研究施設  (現在の宙空電波科学研究センター) および 京都大学大学院理学研究科地磁気世界資料センターでの勤務を経て、 1989年から現職。

京都以外に住んだのは、大江山々麓に5年 (戦中戦後の疎開、小学校1年の時敗戦)  福井市に1年、アラスカ (氷河の畔) に3ヶ月、 コロラド州ボールダー市  (コロラド大学/NOAA) およびユタ州ローガン市 (ユタ州立大学) に計2年、 ドイツ・カトレンブルグ-リンダウ (ゲッティンゲンの北東30km、 マックスプランク超高層大気研究所) に9ヶ月。

現在の主な研究テーマ:太陽風と地球磁気圏の相互作用、特に太陽風動圧 変動に対する磁気圏の応答。

人間でも急に殴られると興奮して普段は見せない反応を示すであろう。 その狼狽える様を意地悪く観察すると、その人の性質がよく分かる。 磁気圏も太陽風衝撃波によって、丁度、地震のように、突然叩かれることがある。 その叩き方、叩かれ方を、人工衛星や地上観測のデータを集めて解析する。

気象台の芝生に寝転がって雲を見ていたらのんびりして良いだろう と思って地球物理学を選んだ。理学部学生の頃に、スプートニク1号 が打ち上げられて宇宙時代の幕開けとなり、格好良さに惹かれてこの 分野へ。30 年やった結果、期待に違わず面白い学問だと思うが、忙し すぎてのんびり出来ぬのが残念。

飽衣飽食の今は恐ろしい。人々は、巨大浪費社会を作るためにあくせくし、 滅亡への道をひた走っているように思える。子供の頃から最小消費最小廃棄を旨とし、 使えそうな物は拾って活用するようにしている。 今までの最大拾得物は風呂桶であり、節水に役立てている。